第十射 弓矢に関するエトセトラ#1-4

「故事・物語」4

○やばい

「やばい」の語源は諸説ありますが、その一つです。

 江戸時代、矢場 (やば)または楊弓場(ようきゅうば)と呼ばれる娯楽施設がありました。

 時代劇で時々見る、弓で射って的に当ったら「当〜り〜!」っていう、あれです。

 当たったら景品がでるという、パチンコやゲームセンターみたいな施設でした。

「遊び人の金さん」もそうですし、「鬼平」も「本所の銕(てつ)」なんて呼ばれていた若い頃には通っていたかも知れませんね。

「徳田新之助さん」はどうでしょうか。

「梅安さん」は行かないかな?

 お店が競って美人の従業員が置いたので、仕事そっちのけで入り浸っていたのもいました。

「会いにいけるアイドル」ならAKB48の先輩かな?。

 メイド喫茶的要素もありますね。

 皆中したら、きっとちやほやされるんでしょうね。

 イラストみたいな別嬪さんがいるならぜひ 一度行ってみたいですね。

 後期になると、だんだんと賞品が高騰したり、別の筋では私娼窟化していってしまいました。

 こっちにも行・・・・ィェィェ(^^;

 そうすると当局の取り締まりなんかも始まります。

 いろんな意味で「矢場」が危ないところになっていきました。

 そうこうしているうちに、危険な状態を表す言葉として「やば・い」が出来たといわれています。

 

 ここまでの経緯を見てみると、「やばい」と言う言葉は、

  (1)魅力があるけど、危ない・・・・前期

  (2)危ないけど、魅力がある・・・・後期

 という、二つの見方(「魅力」「危ない」と言う言葉の意味に若干の違いがありますが)ができます。

 そうすると、「やばい」は、ネガティブな表現だけでなく、最近よく聞く「やばい」を最上級的肯定の意味で使う(例えば「これ美味しすぎて、ヤバイじゃん」)のも「あり」という訳ですね。

 話はそれますが「ぜんぜん」も、かなり前には肯定の意味で使われていたと言う話を聞いたことがあります。「歴史は繰り返す」といいますが、面白いですね。

 

 ちなみに、この「矢場」、関東大震災くらいまではあったそうです。

 イラストはponpokoponさんのプログからお借りしました。

 ブログには、今回使わせていただた浮世絵風美人画のほかに山や高山植物の写真など素敵な画像が一杯です。

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この項、続きます。

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