心肺停止の際の対処方法です。
傷病者と救助者自身の安全を確保する
多くの人に助けを求める
119番通報とAEDの手配を要請
「呼吸の確認」をする
呼吸がない場合は「胸骨圧迫」を行う
訓練実施者がいる場合は「人工呼吸」を行う
(胸骨圧迫と人工呼吸を30:2)
AEDが到着後
ケースを開けて電源を入れる
電極パッドを直接胸部に貼る
自動で心電図解析が始まります
AEDの指示の通りにショックボタンを押す
AEDが除細動の指示を出さず、人工呼吸と胸骨圧迫を続けるよう、音 声指示を出すときは、救急隊に交代するまで、または、倒れた人が自 力で動くまで、人工呼吸と胸骨圧迫を続ける
流れとしては以上ですが、文字通り命に関わることです。しっかりまとめられた詳しいHPがありましたのでいくつかリンクすることにしました。参考にしてください。
「オムロン」(AEDメーカー:動画)
「クオリティー」(AED販売会社:価格・法律)
「松山市」(応急手当:前回の『弓矢に関するエトセトラ#14「危険防止」-6』)
操作方法など詳しく図なども交えて説明されています。イラストや文字だけではちょっと・・・・という方にはオムロンのHPには動画もあります。また、消防署などで講習会が開かれていて実際に使う体験をすることも出来ますし、人数をある程度まとめてお願いすると消防署員の方が講習に来て頂けることもあります。各支部等で講習会を検討してみてはいかがでしょうか。
でも、いざ使う段になって、AEDがどこにあるか分からないでは何にもなりません。使う施設のどこにAEDがあるのか、一度確認しておきましょう。ちなみに高鍋弓道場では、隣の体育館の事務所内に設置してあります。(上の写真です)
◯高鍋町のAED設置場所はこちら
◯宮崎県内のAED設置場所はこちら
(2012年のデータですので、変動があります。注意してください。)
最後に、以前救急法の講習会で講師の方が言われた言葉が印象に残っていますので、ご紹介します。
「亡くなった人は、もうそれ以上死にません。だから、助ける方法があったらともかく試してみること。それで亡くなってしまっても、もともと亡くなっていたのだから、過失致死や傷害致死にはなりません。心臓マッサージで力加減を間違えて肋骨を折ってしまっても、助かればOK。ダメでもともと。ともかく手を尽くすこと。」
亡くなられているかどうかの判断が微妙ですが、呼びかけに応えず、自発呼吸がなく、心拍(脈)が止まっていれば、素人判断でも大丈夫ではないでしょうか。(詳しくはリンク先のHPを参照してください。)
ともかく、1分、1秒が大切です。手を尽くしましょう。
おまけです。
救急法の練習だからと言って、生きている人(動いている心臓)に心臓マッサージはやめましょう。心臓にダメージを与える場合があります。
AED(自動体外式除細動器)の電極パット・充電池には使用期限があります。
電極パッドの使用期限(通常は1年半〜2年程度。使い捨てのものもありますので注意が必要です。)
充電池の使用期限(通常は4年から5年程度)
設置責任者の方は気をつけてください。(^ ^)v
よろしくお願いします。m(_ _)m
2020/05/13
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