1979年(昭和54年)に御船町で日本最初の肉食恐竜(ミフネリュウ)の歯の化石が発見され(発見したのは小学1年生)、その後の調査で、多くの化石が発見されたことを期に整備され完成した博物館です。
←最初に発見された化石
1.弓矢関係の展示(?)
「弓道」としては、「番外」です。
「恐竜の化石に鏃が刺さっていた!」という訳ではありません。
恐竜は、約 6,600万年前にほぼ絶滅したとされています。一方、人は、北京原人でも78万年前ぐらい、現生人類は約5万年前にアフリカから全世界に広がったとされていますから、恐竜と人類の接点はありません。
もっとも、恐竜と人類とが共存していた時期があるとか、今も生きているとの説もありますが。
コミック・SFやアニメではよくある設定です。(例えば怪獣王子・原始少年リュウ・遠い海から来たCOO・恐竜100万年・極底探検船ポーラーボーラ・失われた世界・ペルシダーシリーズ・ネッシーやクッシー・イッシー・えびらetc.)
そんな訳ですので、はっきり言って、弓道とは全然関係がありません。
それでは、なぜここで紹介してるかと言えば、展示物の説明書きに書かれていて、目についた「弓」の一文字だけに喰いついてしまったからです。(*^.^*)>
・・・と言う訳で、今回は(も?)かなり斜め目線です。
四肢動物(両生類・爬虫類・哺乳類・鳥類)の分類群の一つに○弓類という分類があります。
○の中には「無」「単」「双」が入ります。
区別は、頭蓋骨の左右、眼窩(眼球の入っている窪み)の後ろ側に「側頭窓」と呼ばれるところがいくつあるかということです。
この穴があるとその下側の骨がアーチ状になることから、この部分のことを解剖学では「弓」と呼んでいます。「無」=0、「単」=1、「双」=2です。この側頭窓が開くことにより顎が大きく開けることが出来、噛む力が増大するといわれています。
これらのうち「単弓類」は現在では哺乳類として存在しているのみで、他は絶滅しています。
ちなみに人類も単弓類の末裔で、「側頭窓」は耳の起源になっています。
無弓類も絶滅しています。
双弓類は鳥類、ワニ類、カメ類、トカゲ類、ヘビ類、およびムカシトカゲ類を含み、現在、世界中に約14600種いると言われています。
これ以上書くと、ボロが出てきそうなので興味ある方は各自で調べてください。m(_ _)m
(画像や説明はWikipediaを参考にして少し手を加えています。)
2.弓矢関係以外の展示等
再度、言います。こちらが本筋です。というか、本来の見方です。
恐竜のモニュメント(お正月モードでしたが)が博物館の入り口にあるのは納得なんですが、すぐ近くの公園みたいなところにもありましたし、街角にも恐竜モチーフのゆるキャラが立っています。となると、ひょっとして隣の役場や公民館・体育館・学校などの中にもあるのでは?と思ってしまいました。(未確認です。)
恐竜博物館内は、5つのゾーンに分かれ、それぞれ分かりやすく紹介されていました。
なかでもDゾーン「恐竜たちの世界」の骨格標本が並んだ「恐竜大行進」は大迫力。翼竜も飛んでいます。一見の価値ありです。
また、2階のオープンラボでは化石のクリーニングの様子が興味深かったですし、時折体験学習等も実施されているようです。詳しくは下のリンクをご覧ください。一度参加してみたいけど、年齢制限に引っかかりそう。<(^^);
2017/01/10
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