第三十一射 弓矢に関するエトセトラ #12                  「ミュージアムに行ってみた」-1

ミュージアム(博物館や美術館など)には、弓矢に関する展示物(毎度、我田引水な点は否めませんが)があるところがあります。ご紹介致します。

あくまでも弓矢を中心に見ています。展示物は弓矢以外のもののほうが多くあるのはもちろんですし、そちらが肝だったりもしますが・・・。興味ある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

展示物は入れ替えなどで見られなかったりしますので、ご見学の際は、事前にご確認を。

画像は、許可を戴いたものだけです。転載・転用は厳禁です。

高鍋歴史総合資料館(高鍋町)

初回は、地元「高鍋歴史総合資料館」。

舞鶴城とも呼ばれる高鍋城跡にあります。

郷土の偉人として知られている石井十次や秋月種樹、小澤治三郎のコーナーが設けられています。

中でも、豊臣秀吉の朱印状や藩校「明倫堂」の扁額、高鍋城下絵図、高鍋藩領内絵図、参勤交代で使用された海路図などは貴重な資料です。以前に「開運!何でも鑑定団」に出てきた西郷隆盛の書も展示されています。。

また、多くの民俗資料も展示され、高鍋町の歴史を垣間みることができます。

1.弓矢関係の展示

 (1)弓術新書

  昔の「弓道教本」。

  同じものが国会図書館にあり、webで閲覧できます。リンクはこちら

 (2)當家箭作秘伝の巻

  矢の拵えを紹介したもの。

  フルカラーの図入りで、征矢・鏑矢・蟇目矢などが紹介されています。

  當家(当家)とは「手塚」家。

(3)犬追物(いぬおうもの)の画

 「犬追物」の様子を描いた日本画です。

  当時の装束などを見ることが出来ます。

(4)石鏃(せきぞく)

  石で作られた鏃(やじり)です。

  なんと、大戸ノ口遺跡(現在の高鍋弓道場の近く)から発掘されたものです。

  因縁・・・なんて無いのでしょうが・・・ちょっと気になります。

(5)参勤交代の図

  参勤交代の行列の配置図です。巻物になっています。

  殿様の乗る籠の前方に弓矢を持ったお供の姿が描かれています。

 「御持弓(役職の名称?)」「台弓(弓台?)(弓矢を持ち運ぶ道具)」と表示されていま   す。

  右の画像は「弓台」。

 

 

 

 

 

 

 

                    (Wikipediaから転載。photo by Rama)

 

2.弓矢関係以外の展示物など

 (1)第一展示室:大昔の高鍋、中世・近世・近代と時代を追って歴史の流れをたどります。

 (2)第二展示室:伝統的な生活文化を支える資料が展示してあります。稲作・畑作・山の生活・川辺         の生活・高鍋の商家や農家の復元模型などのコーナーがあります。

 (3)萬歳亭

 秋月家第11代当主・種樹公の住居を復元し たもので、博物館と同じ舞鶴公園の敷地内に あります。

 昭和17年(1942年)には本家を新築、別棟 をそのまま残し屋根を瓦葺にして種英公(種 樹公の次男)が書斎として愛用していたそう です。

 高鍋城桜祭りのときは、ここでお茶会が開か れます。

 (4)水琴窟

  萬歳亭の中庭には水琴窟があり、水が奏でる音とは思え  ない、琴の音色に似た澄んだ響きを楽しむことができま  す。

  ここの音ではありませんが、ご参考までに。click

  何となく癒される音ですが、聞き入ってしまうと

  全部で約1時間ありますので、お気をつけて。

 

 

  (5)刀工鍛冶場

 岩下英(盛夷)氏の鍛冶場を復元したもので す。

 主要部分には、フイゴ・火防壁・金敷(床)・ 道具棚があり、東側の廂の部分は刀の仕上げ 場です。

追記

「ミュージアム」ではありませんが。

近くにある高鍋町立図書館には「礼記」が所蔵されていて、「射義」(いわゆる「礼記射義」)の全文が読むことが出来ます。

 弓道場に掲げてある「礼記射義」は、抜粋なんですね。初めて知りました。全文読むのも何かの参考になるのではないでしょうか?。

2016/10/01

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